■シダネルとマルタン展■

■内容

【シダネルとマルタン展 第5章「ジェルブロワのアンリ・ル・シダネル」】
シダネルは、1901年に北部の小さな村ジェルブロワを見出し、1904年に家を購入、以後制作の拠点として季節の良い時期に滞在し、バラの花で彩った自邸や穏やかな村の景観など、身近な光景を情感豊かに描きました。
この頃より、画中から人の姿が消える一方、整えられた食卓や、窓からこぼれる室内の灯りによって人の存在を暗示するシダネルの真骨頂ともいえる作風が確立していきます。
アンリ・ル・シダネル《ジェルブロワ、テラスの食卓》1930年 フランス、個人蔵
※こちらの作品は会場にて撮影可能です